栃木県というか宇都宮市には、無病息災を祈って飾る玩具で「黄ぶな」という
物があります。ぶなと言うくらいなので、魚のフナなのですが、物語では鯉に
見紛うほどの立派なフナなようです。
せっかくなので、黄ぶなのお話をさせて頂こうと思います。昔、宇都宮で天然痘が
流行りました。村人は困って、神様に病気が収まるようにお願いをしました。
そんなある日、村の一人が病気の家族のために、今の宇都宮の街中に流れている
田川という川で魚を釣りました。その魚は黄色で鯉のような大きさのフナだったそう
です。そのフナを病気の家族に食べさせたところ、病気が治ったばかりではなく2度と
病気になることはなかったそうです。
そのことを神様に感謝した村人は、新年になるとそのフナに模した黄ぶなを作り、
神様にお供えしたそうです。今でも、玄関先に黄ぶなを飾る風習が残っているそう
ですよ。ちなみに黄ぶなは張り子になっています。その他にもぬいぐるみもありです。
さて、その黄ぶなちゃんですが、とっても愛嬌があるお顔なのですが、なぜ顔が赤い
かというと、赤という色はその色自体が厄除けの意味を持つそうです。それで顔が
赤くなったそうですね。赤が入ると締まって見えて良いと思いませんか?
ここ最近、私なんだか咳が出たり頭痛がしたりして、新型か?と思われる症状が出て
怖かったのです。熱は36.2度なので心配ないはずなのですが、かかったら困るし
迷惑かけるので、近いうちにMY黄ぶなちゃんを買って部屋に飾ろうと思います。