夕暮れ時って、青空から段々日が落ちて橙に変わっていきますよね。あの夜の帳が
下りる手前の、空のグラデーションが好きなんです。上の方は夜空の勢力が強くなっ
て、太陽の橙色がまだ負けないゾって最後の頑張りをしているような感じです。人に
よっては不安になったりする時間帯だったりしますが、私はイスに腰掛けてずっと見て
いたくなります。
特に秋の夕暮れ時が好きです。春の夕暮れ時は、なぜかウキウキした気持ちになります
が、何も楽しい事がないのでがっかりするし。夏はとにかく暑くて、外に出る気にな
りません…昔みたいな夕立があれば良いのに。冬は、夕暮れ時が早過ぎて、いつの間に
もう夜?って感じですからね。
その点、秋は日が落ちる頃になると日中の暖かさが影を潜め、冬が近づいている事を
予告するような肌寒さを感じるようになります。その寒さのお蔭で、一層鮮やかな
空の色彩を堪能することができますから。
今日は、昨日と続き仕事が忙しかったので、帰り道に車を河川敷の空き地に停めて
美しい夕焼けを楽しみました。見ているとほっとします。お忙しい毎日を過ごされて
いる皆さん、お家に帰る前に少し足を止めて空を見上げてみませんか?今しか見られ
ない自然の芸術作品に、きっと心癒されると思いますよ。